お知らせ

白ミミズクの住む森

2014.12.15 / 森の話

12月にしてはやけに暖かかったので、森の空気が部屋中に満ちるようにと、作業等である古民家の窓を日中ずっと開けていました。
その日の夕方は、雲と空と夕日のバランスがあまりにも綺麗で、誰もが思わず上を向いてしまう、うらにしの続く丹後では嬉しくなるような、そんな1日でした。
30cmほどの苗木を植樹して7年。
今では6・7mの木々がひしめき合っています。
並行して、山椒畑や果樹園をつくり、収穫を楽しむことが出来るようにもなりました。そして、芝生広場はますます力強く、固くフサフサした葉で、じっくりと成長しています。
森が大きくなるにつれ、魔法の世界のような景色が広がります。

いつかこの森にミミズクが住み着けばいいな。それが夢で希望でした。
そして先日、ついにその奇跡の瞬間を見ることができました。
顔は白く、とんがり耳にグレーの体をしたミミズクが、夜の森に堂々と止まっています。息を呑むほど、美しく、凛々しく、惚れ惚れしてしまい、釘付けでした。
和久傳ノ森は日々、進化しています。新しい住人が次々とやってきます。そのエネルギーが森の力になり、そこにいる私たちの癒しや、活力にもなります。

来年もまたより一層、不思議な森になって欲しいと願います。