己亥/如月 味噌の寒仕込み
2019.2.24 / 子ども論語塾
2019年2月24日
秋の寒さと春の寒さは違うように思いますと
和尚様がお話くださいましたようにお庭には梅の花がほころび始めました。
この日の作務は、「味噌の寒仕込み」。
ふくふくに炊き上がった大豆を、大きなビニール袋に入れて、
子供たちでおいしくなぁれと一斉にしっかりとつぶします。
時々、袋を開けてのぞいてみると、ほかほかの湯気が立ちあがり、
なんともいえない良い香りが。わぁ、美味しそう!の歓声とともに、
まだまだつぶれていない!もっともっとと精を出します。
その後、一旦本堂にて座禅の時間を過ごします。
戻りますと、塩糀と大豆を混ぜ合わせて下さったものを丸めて、
えいやっ。大きな樽に投げ込み約1年美味しくなるよう寝かします。
この日は、なんと昨年に子供たちが仕込んだお味噌を使ったお味噌汁がふるまわれました。
じんわりと広がる滋味深いお味噌の味わいにみんなにっこり。
お寺の皆様の温かい愛情に、心もお腹もぽかぽかになった子どたちは、
元気に論語の素読に励みました。