安野光雅先生サイン入り「あしながおじさん」販売中!
2018.12.17 / 森の中の家
森の中の家 安野光雅館では、現在、新作「あしながおじさん」の原画を展示中です。
同時に、新刊『あしながおじさん』(朝日出版社)のカレンダー付、
サイン本の取り扱いを行っております。(サイン本は数量限定となります)
あしながおじさんは、孤児で育った少女が文学の才能を資産家に見込まれ、
愛を成就させるというシンデレラ・ストーリー。
ジーン・ウェブスター(アメリカの女性作家)がいまから106年前 1912年に発表した小説、児童文学です。
ジュディが援助者を「あしながおじさん」と呼び、日々の生活をつづった手紙が本の内容となっています。
なによりも、感動的なのは、ジュディが成長していく過程で手紙に記す言葉。
「たいていの人たちは、生きているんじゃなく競争してるだけ。
そして熱中するあまり、息がきれ、あえぎ、途中の美しい静かな風景も目にはいらないんです。
私はたとえ大作家になれなくとも、道草をして、小さな幸せをいっぱいつむことにきめました。」
そして、
「わたしはとてもしあわせ。美しい景色にかこまれ、
食糧は豊富、寝ごこちのいい四本柱のベッド、手をつけてない原稿用紙がひとたば、
インクをたくさん、これいじょう、なにをのぞみましょう?」
作家を目指し明るく生きるすジュディの姿は、
時を超えて私たちが失ってはならないものを教えてくれるようです。
あしながおじさん 谷川俊太郎 訳 / 安野光雅 絵 2,200円(税抜き)
安野光雅先生サイン入り、カレンダー(非売品)付き(限定販売)