ガマズミ
2014.9.17 / 森の話
秋雲が広がり涼風の心地よい季節。
森では秋の虫たちが鳴き、クルミや栗が
ぽてりぽてりと転がっています。
この季節の楽しみは“ガマズミ”の真っ赤な実。
5~6月に白く細かな泡のような花をつけ、
その後、結実し緑色から赤色へと変化します。
秋色の森に真っ赤な色が加わり、
枯れゆく葉っぱとのコントラストがとても情緒的です。
じつはこの実、リキュール漬けにすると
赤ワインのような色になり、その果汁にはビタミンCや
ポリフェノールを多く含有するそうです。
そのまま食べると酸っぱく、ローズヒップのような味がします。
ガマズミの乙女心をくすぐる赤い実は、成分までもが有能です。
他にもまだまだ森には素敵植物が溢れています。