世界を旅した風景画家安野光雅は、『街道をゆく』を著された司馬遼太郎と親交深く、司馬が亡くなられるまでの5年間、共に旅をしました。
そして、司馬没後、司馬の訪れたまちを再訪し、その風景を安野光雅が抒情的に描きあげました。思い出のまちの風景をお愉しみください。
また、『洛中洛外』シリーズは、平成23年(2011)~平成30年(2018)の約8年の間に95点描かれましたが、今回は、京都の風景と、特に丹後の風景を中心に33点を展示しています。
安野光雅は、京都各地をおとずれ、お気に入りの場所を描いてきました。
とくに、丹後の風景を描くについては「丹後も洛外の外だよ」と何度も足を運ばれました。
安野光雅が「ここが見たい」「とてもなつかしい」と感じた場所はどこだったのか、どのように丹後を見つめ描いたかをご覧ください。