第34回 安野光雅 『繪本 歌の旅』
会期:2025年9月10日(水)~12月8日(月)
「子どものころうたった歌は、そのころの空気といっしょに密封されていて、ちょうど缶の蓋を開けたときのように、その時代のいろんな時間などといっしょにもどってくる。」
「赤とんぼ」~夕焼け小焼けの 赤とんぼ・・・~ 「聖夜」~きよしこの夜星はひかり・・・~「春の小川」~春の小川は さらさら流る・・・~「七つの子」~からす なぜ啼くの からすは山に・・・。
「わたしにとって、この本に挙げた歌は、みんな封印した空気といっしょにあるが、詩としてもすぐれたものばかりだから、同じ空気ではないとしても、きっと何等かの感慨を持ってくださるだろうと信じている。歌をテーマにして絵を描くたび、歌がうたい継がれていつまでも残っていくことを願わずにはいられなかった。」安野光雅 (『繪本 歌の旅』 講談社 より)
46の懐かしい歌をテーマにして描かれた安野光雅の美しい水彩画の世界が広がります。
森の中の家安野光雅館
津和野町立安野光雅美術館 所蔵
作品数
「繪本歌の旅」46点
「えあそび」ほか11点
合計 ・・・ 57点