第35回 安野光雅 『京都御苑の花』
会期:2025年12月10日(水)~2026年3月9日(月)
安野光雅先生は、42歳の時、絵本『ふしぎなえ』で世界デビューされて以来、「世界のアンノ」「世界を旅した風景画家」ともいわれ、淡い色調の優しい雰囲気の漂う水彩画を数多く残されました。
安野光雅先生は、現在の上皇后陛下の御本を装丁されたご縁から、両陛下がお住まいの御所の庭を写生する機会に恵まれ、四季折々の草花を題材に130点の水彩画を描かれました。
それは、2013年(平成25年)に『御所の花』という画集として出版されました。
そして、2019年(平成31年・令和元年)の平成から令和への御代替わりの年に、1年間、京都御所にある京都御苑に咲く草花を描かれました。
京都御苑には、約700種類もの植物があります。
「田んぼや里山の自然な植生のままにまかせる」というお考えで育てられてきました草花を、93歳の時に描かれた作品26点を公開させていただきます。
また、子どもの世界を描いた未発表作品「おままごと」など6点もお愉しみください。
森の中の家安野光雅館
.jpg)

作品数
「京都御苑の花」 26点
「子どもの世界」 6点
「小さな家のローラ」ほか 23点
合計 ・・・ 55点